かつて実在した「サンテ・ド・はなやしき」について知っていること
◎月刊「関大」昭和38年11月15日号


「サンテ・ド・はなやしき」なるリゾート施設は、この三宅さんという人が作ったっぽい。名前で調べたところ、この人はその後市議になって、俳句も嗜んでて、2011年に亡くなってる。
ちなみに昭和38年といえば西暦1963年。ビートルズの2ndアルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ」の発売日は、この大学新聞発行から1週間後の11月22日。

◎銀のスプーンペンクラブ「銀のスプーン」32集 2012年3月5日発行


◎ありし日の「サンテ・ド・はなやしき」その1

◎ありし日の「サンテ・ド・はなやしき」その2

ネット上で見つかった写真はこの2枚しかなかった。民間のリゾート施設なだけに、地元にある図書館の自治体史関連の本にも、この施設にかかる記述は載ってなかった。
◎ありし日の「サンテ・ド ・はなやしき」その3
北野高校の同窓会報「六稜通信」創刊号 1970年1月1日

◎日本年金機構「持ち主不明の記録のある事業所一覧表」

やっぱり表記はひらがなが正式なよう。ただし読み方は「サンテット」になってる。どうせ届け出の字が荒かったとか、そういう誤植やとは思うけどね…
◎ネット上に漂う地元の民の思い出たち
①『サンテ・ド・花屋敷』って覚えておられる方いますか。


②プールなどがあったサンテ・ド・花屋敷に関しても何かご存知でしょうか。

③「サンテ・ド・はなやしき」という娯楽施設もあって、これも多くの車が…

これについては文脈を補足すると、時系列的には2022年現在この土地に建っている花屋敷グラウンドができる前のこと、市役所内で建設の是非を問う話し合いの中で「グラウンドが出来ることによって車の往来が増加するんじゃないか」って懸念の声が上がった、という話に対しての著述。
この文章のもともとの意図とは離れるけども、結果的にはこの土地に存在した施設の時系列の回顧録になっておる。ありがたい。
どうやら、花屋敷ゴルフ倶楽部→サンテ・ド・はなやしき→伊藤忠社員寮→花屋敷グラウンド(+北雲雀きずきの森)ってことかしら。
あと、今までの諸々の情報から拾うと、サンテ・ド・はなやしきが開業してたとはっきり事実確認できるのはmixiに書いてあった1968年から、この文章の主がこの地に越してきた1971年まで、くらいやね。まぁその前後の数年ずつくらいは存在してたんかなぁ。
④かなり昔は「サンテ・ド・花屋敷」と言うプールがあったそうです。

⑤サンテ花屋敷覚えている人いますか?

これだけで会話終わってた。具体的な思い出が語られる例はネット上には少ない。これからも、新たに目にすることになるとは考えにくい。
ということで、たいていのことはネットで検索すればおおかた分かる時代のはずなんやけど、どうにも全貌のつかみきれない物ごとは、依然としてある。そういうツチノコじみた性質にあやかりたくて、このほとんど幻のリゾートの名前を、自分の30歳からの記録のタイトル に借りた。
サンテ・ド・はなやしき
2022.06.17 ~