top of page

テレキャスをいじった話

執筆者の写真: bunkeiedison
bunkeiedison
2020年1月5日
読了時間: 6分

きょうは写真ばっかやからアホでも読めるで


年末年始はとにかく友達とよく会った。


大晦日は中高の旧友を我が家に呼んで飲み明かした。

10人くらいも集まればさすがにうちのリビングも満杯になる。

団欒って感じがしたわ。

まったくもって、ええ酒飲んだ。



ただこの休暇はおれの家の、溜まり場としてのポテンシャルを測るだけの期間ではなかった。



おれの家はギター製作所としての側面もある。

やっとこさ片付いたこの作業場の使い勝手の良さを、初めて試してみるのも正月休みの目玉イベントやった。


でも、いきなりギター1本作るのは荷が重いんで、まずは今持ってるギターのメンテくらいから始めることにした。



スクワイアのテレキャス。

7、8年前に買ったときはたぶん2万円かからんかったんじゃなかろうか。


しかしこのテレキャス、おれんちにあるエレキギターのなかでは1番イイ音がする。


こいつは買った当初から、ピックアップを替えたり配線を替えたり、その他細々したギターいじりの練習台になってきたことによって、結果的にスクワイアから出てるとは思えないくらい高級な音のテレキャスになった。

こいつの元値の10倍からするフェンダーなんざ、買う気にならんくなったほど。


今回はこいつをさらに鳴りの良いテレキャスに変えるために、いろいろと部品を交換することにした。



 ・ブリッジを6連サドルから、古いテレキャスっぽい形状のやつにする。

 ・ナットをプラスチックのやつから、もうちょっとイイ素材のやつにする。

 ・ブリッジピックアップを古いテレキャスのレプリカみたいなやつにする。

 ・ピックガードを友達に描いてもらった絵と、ロッキン・ジョニー・バーギンのサインの載ったやつにする。

 ・ザグリ穴に導電塗料を塗ってノイズを減らす。

 ・この際なんでついでに配線部品も新しいのに替える。


だいたいこんな感じ。


もともと結構イイ音なんやけど、特にノイズが大きめやったのが玉にキズやったんよな。

ライブとかやったらそこまで気にならんやろうが、今のおれがこのテレキャスを使うのはほとんどが自宅のMacBookを通しての録音やから、ノイズに気を遣いがちになってた。

CDを新しく録るなら、やっぱりイイ音のするこのテレキャスは遠慮なく使いたい。


導電塗料はこの前エレキギターを自作したときに本格的に塗ってみたら効果がよくわかったんで、その余りを使うためにも試す手はなかった。




これがオリジナルのブリッジ。

このタイプのほうがチューニング調整はしやすそうなんやけどな。

なんかメカメカしくてなあ。



新しく載せるピックアップがボロっちい見た目なんで、やっぱりヴィンテージ寄りのブリッジのほうが似合いそう。



ザグリ部分、導電塗料塗る前のオリジナル。

何が「8」やねん。



塗りつぶしたった。

ちょうど光で反射しちゃっとるけど、ピックガードに隠れるボディ表面も塗ってある。

裏にアルミ箔を貼ったピックガードでこれを塞ぐと、離れ離れのザグリ穴同士の導電塗料がしっかりリンクするってわけ。

これをせんとアースの落とし方がめんどうになる。



新しいブリッジの固定ビスの位置がオリジナルの位置と全然違うかったため、4か所下穴を空け直す。

1か所だけもともと弦アースの穴があった位置にちょうどぶつかったために、ドリルぶっ込む前にパテ埋めする手間が増えた。

ちなみにパテは車のキズ用のやつ。別になんでもええねん。



久しく張ってた弦も外したことやし、久しぶりにフレット磨きもやっておく。

放っといてた分、まあまあ汚れとった。


ふつうはこれと合わせて指板の磨きもやればええんやけどね。

おれはメイプル指板は黒ずんでいくほうが好きやねん。


他のギターは全部ローズ指板やから、たまに磨いてるよ。



新旧ナットの比較。

付ける新ナットの方がちょっとだけ幅広いな。


弦張り直してから左右の微調整して、ハミ出る分はヤスリで削り取った。


旧ナットの溝が黒いのは、弦を張り替えるたびに鉛筆でなぞってるから。

そうすることでチューニングの時に弦の滑りが良くなると、昔何かの雑誌で呼んだ覚えがある。

ホンマかどうかは知らん。



取り替え前のコントロール部分。


良いコンデンサーってなんでデカイんやろうな。

見た目がデカイだけで安心するからか?


あと、導電塗料が塗ってなかったこともあってアース線がゴチャゴチャしてる。

…たぶんこんなアース要らんかったんじゃ?



付け替え後。

やっぱスッキリしとるな。


コマい配線のとこまでクロスワイヤーっていう布巻きの線にしたのもオシャレ感出てる。

金をケチって黄色の線一色しか買ってなかったからちょっと分かりにくかったけども。


コンデンサーさらに場所とるやつになってるやんけ。



ちなみに新しく買ったブリッジピックアップの中にオマケで入ってた小っこい配線図がコンデンサー2個使った見慣れないやつやったんで、興味深くてネットを漁った。


1953年ごろのテレキャスに使われてた配線、「ブラックガード」配線と呼ばれるものらしい。

この配線にすると、スイッチをセンター位置にしてもネックとブリッジのピックアップ両方のミックスが鳴るわけではなくて、スイッチは2種類のコンデンサーのうちどっちのコンデンサーを通った音が出るかを切り替えるだけやったらしい。

昔の人の考えはよう分からんな…


もちろん今回はおなじみの配線図に依った。

両方のピックアップのミックスした音がいちばんおれ好きやねん。

なんかみずみずしくて。



配線終わったらひとまず弦張る前に通電の確認。

アンプに繋いで、ドライバーでピックアップこんこん叩いてチェック。


はじめ音が異常に小さかったんでハンダの接触不良でもあったか、と思ったら、結局ホット線まで導電塗料に接触してたことによる不具合やった。焦った。

そこがネックなんよなぁ、導電塗料って。



通電オッケーでも、はじめに張る弦はいつもやっすいのにする。

特に今回はサドルもネックも替えたから微調整たいへんやもんな。

そういう期間もある程度ゾンザイに扱えるレベルの弦がええ。


弦の太さは本チャンで張るのと同じにしときゃ万々歳。



作業中は脚立をこんな風に使ってた。

ビックリするほど便利やった。

脚立として使うより便利やったもん。



完成。



ピックガードの絵はかれこれ4、5年前、友達が描いてくれたミシシッピ・ジョン・ハート。

おれがいちばん憧れるブルースマンやって言ってたのを、頼まずして描いてくれて嬉しかった。


嬉しがって弾いてたらジョンハートのギターあたりがピッキングによって剥げてきてしまったんで、ビビって別のピックガードに付け替えてここんところは弾いてきたわけ。


去年ロッキン・ジョニー・バーギンっていうブルースギタリストが来日してたときに、本人にこの宝物のピックガードを見せて、サインをもらった。

良う褒めてくれてたわ。


そうなるともうどんどん自慢したいがために、やっぱりこいつをテレキャス本体に付けておきたくなった。

ジョンハートはさらに剥げてまうかもしれん。


でも仲良い友達や、また描き足してもらお。

遊びに来てくれたらこの作業場貸せるしな。




ということで、この作業場は予想通りしっかりおれに馴染んで使いやすかった。


もくもく作業してたなぁ。

おかげで最後の休み2日間はあっちゅう間に過ぎてもうた。


楽しかったからええか。

今年もよろしく。





コメント


  • Twitterの社会のアイコン
  • Instagramの社会のアイコン
  • YouTubeの
  • SoundCloudが社会のアイコン
bottom of page