top of page

家で仕事なんぞできるか!という話

執筆者の写真: bunkeiedison
bunkeiedison
2020年5月24日
読了時間: 5分




【募集】
・リズムアンドブルース解放のトラでは、現在自由に使えるBGM音源を探しています。
・ジャンルは不問、ただしインストなら尚良しです。お喋りの背景に使うことを想定しています。
・長ければ長いほど好ましいですが、使用の際は適宜途中で切ったり、途中から流したりすると思います。
・音源を提供してくれる方はご連絡ください。 


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



近頃は、もはや平日でも家にいる日のほうが多くなった。

ぼーっと暮らしてるだけでほめられる世の中は不思議や。


働く時間も減り、入る金も減ってきた。

それなのに相変わらず、ひとりヘラヘラしてる。


今年がどんな状況になろうと、間違いなく去年のほうが悲惨な境遇やったもんな。

タイミングが悪けりゃ今も路頭に迷ってたかもしれない。

そう思えば愛おしい日々やで、ほんま。


思い起こせばゾッとする、って感じやった思い出が、このご時世のおかげで自分の中で、「アレよりかはまぁええか…」と気を落ち着かせるような、ヘンな苦い薬みたいなものになった気がする。

飲み込むことでもうちょいハイになれたらまさに良薬なんやけどな。

それにはこの記憶、苦すぎる。



それにしても最近のこの状況、さすがのおれでも悪くないことばかりやとは言えない。



冒頭で書いた通り、平日でも仕事場に行かずに自宅でポチポチと仕事をすることが増えた。


現場で作業してナンボの職にせっかくありついたと思えば、またまた事務屋に逆戻りか。

それでも昔とった杵柄とはこのこと、ありがたいことにペーペーの身分にしては任せてもらえるしょーもない仕事が暇にならんほどにはある。

鳥の声を聞きながら、風でふくらむカーテンを眺めながら取り組む1日。


…これがなかなか捗らない。


「ただ自宅にずっとおれ!」っていう待機命令なら苦労しない。

前々から言うように、おれの家は自宅でありスタジオであり書斎でありアトリエであり酒飲み場。

おれの好きなもんはいくらでもここにある。

おうちでおとなしく過ごしてほしけりゃそうしたる。


対して、「自宅で働け!」はおれには相当こたえる。

おれの自宅はスタジオであっても書斎であってもアトリエであっても酒飲み場であっても、絶対に職場ではない。

これはそのための家じゃない。

ここで仕事することはハナから想定してない。


そして、自宅勤務の機運にこれから対応していくつもりも毛頭ない。

日記にも何回か書いてきたが、おれは金稼ぎのための仕事とムダ遣いのための趣味を完全に切り離して考えるタチや。

仕事はなるたけ真面目にやっとるつもりやが、そうできるのはこの趣味のホームグラウンドたる自宅の外にいるときだけや。

ボウリング場で野球をやれって言われとるようなもんでさ。

無理やりレーンの上に一塁ベースを置いたり、ピンをバットにしてボウリングの球を打ったりすることはおれにはできない。

おれにもボウラーの意地があるってもんよ。

レーンで走っちゃ滑るやろ。



SNS上で世情を観察してると、「好きな音楽を自由にBGMにできるから仕事が捗る」っていう声もいくつか見られた。

…これがいちばんおれには分からんのよな。


おれも初めはちらっとそういうことを考えて試してみたが、おれの好きな音楽が流れてる環境で首尾良くこなせる仕事なんて、よっぽど頭を使わん単純作業くらいしか無かった。


おれの好きで聴いとる音楽は決して仕事の「バックグラウンド」ミュージックなんかにできへん。

いつだってそれはおれが全力で、ヒャクゼロで向き合って楽しむ対象や。

そんな音が簡単に自分の取り巻く環境の最背面に下がってたまるか。


ロックンロールでもブルースでもレゲエでも、それが流れた瞬間、むしろその音楽以外のあらゆるものがバックグラウンドになってしまう。

BGになるのはMの反対、W。

バックグラウンドワーク、BGW。

おれには音楽を楽しむときにBGWなんて要らん。


もちろん、おれの日常にもBGMとして音楽をかけるときは大いにあるよ。

でもそれは、車に乗ってるときや絵を描いてるとき、はたまたギターを作ったりいじったりしてるとき。

要するにほかの好きなことをしてる最中にプラスアルファの好きなこととして音楽を追加してるんよ。

根本的に性質が違う。


仕事上の事務作業なんていう不純物と音楽は混ぜれへん。

それでもそんな事務仕事なんぞにこの自宅の環境では集中できひんのは確かで、最近は「あるていど興味はあるけどそこまでの熱意でハマってないもの」をバックグラウンドに流すことで対策してる。

頭カラッポで見れるようわからんアニメとか、全然思い入れないスポーツの試合とか。


学生の頃、自宅の部屋では勉強が捗らんから自習室に行くとか、図書館に行くとか、深夜ラジオを聞くとかしてる同級生の気持ちが全く分からんかった。

こういうご時世になったおかげでやっとその気持ちがおれにも分かったわ。


イヤミではなく、学生時代のおれにとって特に英語を勉強することは、それ自体がヒャクゼロに近い形で向き合える好きの対象やったんよな、今思えば。

やからギターやら布団やら、自分の好きな他のものがいっぱいある自宅の部屋にいても全然気が散ることなくできてたんやろうな。

集中するために他の音を流すことも無かったわ。

好きな音楽はたまに流してたんかなぁ。

でもそれは、今のおれが車の運転中に音楽流すのと同じ理由や。

好きに好きを足しとるだけ。


今になって、まさに学生の頃の同級生と同じ気持ちをおぼえるこの頃の平日。

自宅勤務じゃなくて、喫茶店とか図書館とか、そういう環境でテレワークするんやったら、もっとマシにできそうや。

他のどこでも良い、でも家はムリ!って感じ。


いっぽうあのころの同級生の多くは今日この頃、きっと自宅をテレワーク仕様にしてみた、とかうまいこと順応できてそうな気がする。


つくづく生き方の不器用な人間やと思うわ。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




ということで、BGMっていうもんは、あくまで物事の主役じゃなくて最背面にあるもの、っていう話でした。


やからこそ、冒頭に書いてるとおり、あなたの作った音源、タダでください。


何もあなたのセンスの極みを勝手に使わせろ、ていうことじゃないんです。


あなたが「もう使わんなぁこれ」って思うような扱いの音源で良いんです。

そういうものこそ、ファイルをゴミ箱に入れる前に、捨てるくらいならおれにくれ。


町を軽トラで走ってる廃品回収屋の一種、と思ってくれて良いです。

リズムアンドブルース解放の軽トラ、なんつって。






コメント


  • Twitterの社会のアイコン
  • Instagramの社会のアイコン
  • YouTubeの
  • SoundCloudが社会のアイコン
bottom of page